1989年に完成した賃貸マンションのクライアントから水道ポンプの修繕・取り換えの相談があった。昨年は外壁の塗装工事の全面改修。建物は15年から20年で修繕・改修が必要になってくる。当初から設備の改修がしやすいように設計してあったので話がスムーズに進む。躯体本体は鉄筋コンクリート壁式構造なのであと100年ぐらいは大丈夫だろう。
賃貸マンション設計の基本は20年ごとに訪れる改修を確実におこなえる設備スペース確保や更新可能な工夫を考えること、しっかりした構造体を設計に反映させる、そして長い期間にわたって愛着がもてるデザインにすることにつきる。賃貸マンションは100年200年のスパンで計画したい。
外壁補修塗装前。新築から23年たつ。
左2枚の写真は塗装工事完了のもの(クリックすると拡大)
休日に連休中に読んだアガサ・クリステイのミステリーのTVドラマシリーズ『名探偵ポワロ』を3本みる。題名は『スタイルズ荘の怪事件』『アクロイド殺し』』『ABC殺人事件』。シリーズに収められたこれらのドラマは原作に忠実でよくできている。またポワロ役のイギリス・ロンドン出身の俳優、デヴィッド・スーシェ(David・Suchet1946年生)も小説のイメージに近い。
ところで、アクロイド殺し(1926年発表)に出てくる、ロジャー・アクロイド邸やABC殺人事件(1935年)のレストランがモダンな近代建築だったのには驚かされた。小説では読み込めない建築や室内インテリアがドラマ映像でよくわかったのは収穫。
ゴールデン・ウイークなかびに名古屋港にいく。世界一周クルーズのオーシャンドリーム号の船内見学が目的。以前から豪華客船の室内インテリアを見てみたいと思っていた。学生時代、明治時代に活躍した建築家・中村順平にあこがれていた。建築家・中村順平はかつて名古屋高等工業学校(現・名工大)を卒業しフランスの、エコール・デ・ボザールで学び現・横浜国大の建築教育者になったひと。ボザール流の建築教育を実践しデザインの優れた建築家だった。中村順平はその当時の豪華客船の室内インテリアを手掛ている。学生時代、そのすばらしいインテリア透視図をみた記憶がある。当時客船は最先端の乗り物。室内インテリアも豪華だった。現代の客船のインテリアはどうなのか、期待しながらの見学となった。
上2点、建築家・中村順平のデザイン画
